フッ素塗布で子どものむし歯予防!むし歯ゼロをめざすフッ素の3つの働きとは
こんにちは。
湯島駅徒歩5分の歯医者【湯島天神みか歯科クリニック】です。
フッ素塗布は、お子さんの歯をむし歯から守り、お口の健康を維持する有効な方法の一つです。
フッ素は自然界に広く存在している成分で、フッ素塗布は歯の強化やむし歯の予防に大きな効果があります。
今回は、フッ素とはどういう成分なのかを紹介し、むし歯ゼロをめざすためのフッ素塗布の3つの働きについて説明します。
フッ素とはどういう成分なの?
フッ素とは、天然に存在する元素です。
動物や植物などにミネラルとして含まれており、自然界によくある物質の一つです。
単一の元素として存在することはなく、他の元素と結びついた「フッ化物」として存在しています。
歯科医院でむし歯予防に使われているフッ素は、ナトリウムと結びついている「フッ化ナトリウム」です。
適切な濃度で使用されている歯科でのフッ素塗布は、安全でむし歯予防に効果があるとされています。
フッ素塗布の3つの働き
それでは、フッ素塗布の働きをみてみましょう。
【働き1】歯の再石灰化を促進する
フッ素塗布は、初期むし歯を元の状態に戻す「再石灰化」を促進する働きがあります。
私たちのお口は、食べたり飲んだりすることで酸が生成され、この酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまいます。
これを「脱灰」といいますが、フッ素塗布はこの脱灰を抑制し、逆にエナメル質に溶けたミネラルを補充する「再石灰化」を促進するのです。
再石灰化が進むことで、エナメル質が強化され、むし歯の進行を抑えることができます。
【働き2】歯の歯質を強くする
歯に塗布されたフッ化物は、歯のエナメル質に取り込まれ、酸に溶けにくい強い歯を作ります。
継続して塗布することで、特に子どもの乳歯に対して効果があるとされており、年に2回以上定期的に実施することでむし歯をほぼ半分に減少させたという報告もあります。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」) >
【働き3】むし歯菌の活動を抑制する
フッ化物はむし歯菌の活動を抑制する働きも持っています。
むし歯菌は飲食物に含まれる糖を分解して酸を生成し、その酸が歯を溶かしてむし歯を引き起こします。
フッ化物はむし歯菌が酸を生成する能力を低下させるため、結果としてむし歯の発生を抑えることができるのです。
フッ素塗布で効果的なむし歯予防を!お子さんのお口のケアは当院まで!
東京メトロ千代田線「湯島駅」から徒歩5分の歯医者【湯島天神みか歯科クリニック】では、お子さんに対して無理に診療を行うことはありません。
できることを少しずつ増やしながら、お子さんのペースを大切にして診療を進めていきます。
定期検診ではお口のチェックやフッ素塗布・ブラッシング指導などを行い、お子さんの成長をサポートしますので、一緒にむし歯ゼロをめざしていきましょう。